現地の人や、寺院・儀礼など撮影が制限される場所では、撮る前のひとことが大切です。ここでは「一緒に写真を撮ってもいいですか」という、現地の人と仲良くなった場面でよく使う形を、韓国語・ベトナム語・タイ語・インドネシア語の4言語で比較しながら、シャッターの掛け声や撮影マナーまで紹介します。

4言語で比較

言語 表現 読み方 ポイント
韓国語 같이 사진 찍어도 될까요? ガチ サジン チゴド トゥェルカヨ 될까요(トゥェルカヨ)=いいですか【文末】
ベトナム語 Chụp ảnh cùng nhau được không ạ? チュップ アイン クン ニャウ ドゥオック ホン ア được không(ドゥオックホン)=できますか【文末】
タイ語 ถ่ายรูปด้วยกันได้ไหมคะ ターイループ ドゥアイガン ダイマイ カ ได้ไหม(ダイマイ)=〜してもいいですか【文末】
インドネシア語 Boleh foto bareng? ボレ フォト バレン Boleh(ボレ)=〜してもいいですか【文頭】

気づき:許可を求める型がここでも共通する

「〜してもいいですか」の許可を求める形が、タイ語(ได้ไหม)・韓国語(될까요)・ベトナム語(được không)は文末、インドネシア語(Boleh)は文頭に置かれます。試着や座席確認と同じ「許可を求める」パターンが、ここでも活躍します。

韓国語「같이 사진 찍어도 될까요?」:「ハナ、トゥル、セ!」で、はいチーズ

「같이(一緒に)+사진(写真)+찍어도 될까요?(撮ってもいいですか?)」という組み立てです。「사진(サジン)」は漢字の「写真」がそのまま韓国語になった単語で、「같이(一緒に)」は交流の必須単語です。韓国のシャッター掛け声は「하나, 둘, 셋!(ハナ・トゥル・セ=1、2、3)」。ポーズは指ハートが定番です。撮った写真は「보내 주세요(送ってください)」の一言で共有をお願いできます。

ベトナム語「Chụp ảnh cùng nhau được không ạ?」:「モッ、ハイ、バー!」の掛け声

「Chụp ảnh(写真を撮る)+cùng nhau(一緒に)+được không?(いいですか?)」という組み立てです。「cùng nhau(クンニャウ)=一緒に」は交流の必須単語で、写真を撮るときだけでなく、食事に誘うときにも使える便利な言葉です。ベトナムのシャッター掛け声は「Một, hai, ba!(モッ・ハイ・バー=1、2、3)」。数字のレッスンで覚えた3つの数が、こんなところでも役立ちます。ピースサインは万国共通のポーズです。

タイ語「ถ่ายรูปด้วยกันได้ไหมคะ」:写真好きな国民性

「ถ่ายรูป(写真を撮る)+ด้วยกัน(一緒に)+ได้ไหม(〜してもいいですか)」という組み立てです。「ด้วยกัน(ドゥアイガン)」は「一緒に」を意味し、「ได้ไหม」とセットでよく使われる組み合わせです。タイの人は写真を撮ること・撮られることが好きな人が多く、気軽に応じてもらえることがよくあります。ピースサインは、タイでも定番のポーズとして親しまれています。

インドネシア語「Boleh foto bareng?」:セルフィー大国のつながり方

「Boleh(〜してもいい)+foto(写真)+bareng(一緒に)」という組み立てです。「bareng(バレン)」は「一緒に」のくだけた話しことばで、親しみが出る言い方です。インドネシアはSNS大国で、みんな写真が大好き。観光地では逆に「一緒に撮って」と声をかけられることもあるほどです。撮った写真をその場で送り合えば、帰国後もつながりが続く、旅の記念になります。

撮影マナーの豆知識

タイの仏教寺院や、インドネシアの宗教儀礼の場では、服装や撮影可否のルールが特に厳しいことがあります。「撮ってもいいですか」と聞く姿勢そのものが、現地の文化への敬意として伝わります。人物を撮る場合は、たとえ観光地であっても本人の許可を取るのが世界共通のマナーです。宗教施設では肩や膝を隠す服装が求められることも多いので、事前に確認しておくと安心です。

4カ国のシャッター掛け声を比べる

「1、2、3」という掛け声ひとつをとっても、韓国は「하나, 둘, 셋」、ベトナムは「Một, hai, ba」と、それぞれの数字がそのまま使われています。タイ語やインドネシア語には決まった掛け声というより、笑顔の合図やジェスチャーで撮影のタイミングを合わせることが多いのも、国ごとの写真文化の違いとして興味深いところです。数字のレッスンで覚えた単語が、思わぬ場面で活躍するのも、複数言語を学ぶ楽しさのひとつです。

拝観料・入場料を尋ねる

言語 表現 読み方 ポイント
韓国語 입장료가 얼마예요? イプチャンニョガ オルマエヨ 「얼마예요?(オルマエヨ)」は「いくらですか」。
ベトナム語 Vé vào cửa bao nhiêu tiền ạ? ヴェ ヴァオクア バオニエウティエン ア 「bao nhiêu tiền(バオニエウティエン)」は「いくら」。
タイ語 ค่าเข้าชมเท่าไหร่คะ カー カオチョム タオライ カ 「เท่าไหร่(タオライ)」は「いくら」。
インドネシア語 Tiket masuknya berapa? ティケット マスクニャ ブラパ 「berapa(ブラパ)」は「いくつ/いくら」。

写真を撮る前後は、寺院や観光施設に立ち寄ることも多いはず。拝観料・入場料を尋ねるこの一言は、市場での「いくらですか」と同じ疑問詞を使う言語がほとんどで、一度覚えれば買い物でも観光でも使い回せます。窓口でチケットを買うときにそのまま使える、汎用性の高い表現です。

ドローンでの撮影は、人への許可以上に慎重に

人や施設への「撮ってもいいですか」は表の一言でカバーできますが、ドローンでの空撮となると話は別で、国によって規制の厳しさが大きく異なります。ベトナムやタイは特に規制が厳しいことで知られ、飛行前の登録や許可申請、空港・寺院・政府機関周辺での飛行禁止など、複雑な手続きが求められる場合があります。規制の内容は改定されることも多いため、「きれいな景色をドローンで撮りたい」と思っても、その場のノリで飛ばすのは避け、渡航前に大使館や現地の最新情報で必ずルールを確認しておくのが安全です。

関連フレーズ

この許可を求める型は「試着していいですか」4言語比較と同じ組み立てです。仲良くなった相手との会話は「好きです」を4言語でもあわせてどうぞ。

よくある質問

Q. 断られた場合はどうすればいいですか?
無理強いせず、素直に引き下がりましょう。宗教的・文化的な理由で撮影を断る人も少なくありません。

Q. 子どもを撮りたいときも同じ言い方でいいですか?
同じ言い方で構いませんが、必ず保護者の許可も得るようにしましょう。

Q. 撮った写真を送ってほしいと頼まれたらどうすればいいですか?
SNSのアカウントを交換するか、その場でメッセージアプリのIDを教え合うのが一般的です。連絡先交換も旅の思い出のひとつになります。

Q. 数字の「1、2、3」以外に、掛け声のバリエーションはありますか?
「치즈(チーズ)」のように、日本語と同じ「チーズ」に近い言葉が使われる場面もあります。地域や世代によっても掛け声は少しずつ変わります。

Q. 寺院など宗教施設を撮影するときに気をつけることはありますか?
拝観料の有無にかかわらず、祈っている人を撮る前には一声かけるのがマナーです。フラッシュ撮影や三脚の使用が禁止されている施設も多いので、掲示や案内があれば必ず確認しましょう。

Q. 旅先でドローンを飛ばしたい場合はどうすればいいですか?
国によって規制が大きく異なり、特にベトナムやタイは登録・許可の手続きが厳格なことで知られています。渡航前に必ずその国の最新の登録・許可ルールを調べ、無許可での飛行は避けましょう。