ジャカルタの玄関口、スカルノ・ハッタ国際空港。到着してから市内に向かうまでの短い時間にも、インドネシア語のひとことが役立つ場面がいくつかあります。入国審査から荷物、両替、SIMカードまで、到着直後に使うフレーズをまとめました。

入国審査で「観光です」と伝える

場面 表現 読み方 意味
入国審査 Saya mau berlibur サヤ マウ ブルリブル 観光で来ました

「Saya mau(サヤマウ)」は「私は〜したい」という頼みごとの入り口。この一言で入国審査は十分です。インドネシアは多くの国籍の観光客が空港で到着ビザ(Visa on Arrival)を取得でき、オンライン事前申請(e-VOA)を使えば並ぶ時間を短縮できます。

荷物が出てこないときは・両替をお願いする

場面 表現 読み方 意味
荷物のトラブル Koper saya hilang コプル サヤ ヒラン 荷物がなくなりました
両替をお願いする Saya mau tukar uang サヤ マウ トゥカール ウアン 両替をお願いします

荷物が出てこないときは慌てず「Koper saya hilang」。チェックイン時の荷物引換証(claim tag)は紛失手続きに欠かせないので、搭乗券と一緒に保管しておきましょう。両替は、特にバリ島では無許可の両替商によるレート詐欺が報告されているため、「KUPVA BB」の認可マークがある正規の両替商を選ぶと安心です。

SIMカードを買う

場面 表現 読み方 意味
SIMカウンター Saya mau beli sim サヤ マウ ブリ シム SIMを買いたいです

インドネシアではSIMカード購入時にパスポート番号での本人登録が法律で義務付けられていますが、空港カウンターならその場で登録まで済ませてもらえます。TelkomselやXLなど、旅行日数に合わせたデータ通信プランがすぐに手に入ります。

タクシーでホテルへ向かう・水がほしいときも

場面 表現 読み方 意味
タクシーで行き先を伝える Saya mau ke hotel ini サヤ マウ ク ホテル イニ このホテルへ行きたいです
水がほしい Saya mau air サヤ マウ アイル お水がほしいです

青い車体の「Blue Bird(ブルーバード)」は信頼できるタクシーブランドとして定番。配車アプリ「Grab」や「Gojek」も広く使われています。フライトと移動で喉が渇いたら、遠慮なく水を。インドネシアでは水道水をそのまま飲む習慣はなく、ミネラルウォーターが必須です。

ホテルに着いたら、Wi-Fiも確保する

場面 表現 読み方 意味
Wi-Fiパスワードを聞く Saya mau password wifi サヤ マウ パスワード ワイファイ Wi-Fiのパスワードがほしいです

チェックインを終えて部屋に入る前、まず確保しておきたいのがWi-Fiです。「Saya mau + ほしいもの」という、これまでと同じ型がここでも使えます。空港到着直後のSIM購入と合わせて、ホテルのWi-Fiも確保しておけば、地図アプリや配車アプリを常に使える状態になり、渋滞の激しいジャカルタでの移動も安心です。

空港から市内へ、電車で向かうなら

場面 表現 読み方 意味
電車の駅を探す Stasiun kereta di mana ya? スタシウン クレタ ディ マナ ヤ 電車の駅は、どこですか?
切符を1枚買う Saya mau satu tiket サヤ マウ サトゥ ティケッ 切符を1枚ほしいです。

ジャカルタ初の地下鉄MRTは2019年開業。渋滞の激しい街に生まれた待望の移動手段です。近郊電車やMRTでは、コンビニで買える電子マネーカード(e-moneyやFlazzなど)をタッチして乗るのが主流です。

到着ビザ(VOA)の費用と有効期間を先に知っておく

日本国籍の場合、渡航目的や滞在日数にかかわらずインドネシア入国にはビザが必要で、到着ビザ(VOA)またはオンライン申請のe-VOAで取得するのが一般的です。費用は500,000ルピア(日本円で5,000円弱)が目安で、最長30日間有効。一度だけ延長手続きをすれば合計60日まで滞在できます。空港カウンターでもその場で取得できますが、オンラインのe-VOAを事前に済ませておけば、到着後の窓口の行列を避けられます。

「Saya mau」ひとつで、到着直後の用事はほぼ完結する

「Saya mau + ほしいもの・してほしいこと」という形は、両替でもSIMでもタクシーでも、同じ骨格で繰り返し使えます。この型さえ身についてしまえば、あとは単語を入れ替えるだけで応用が利くのが、インドネシア語の心強いところです。

アジコトでは、このスカルノ・ハッタ空港のシーンを含む「着く」ステージのレッスンを、実際の場面イラストとともに体験できます。

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市内の移動はジャカルタのGrab・電車で使うインドネシア語ひとこと、宿到着後はインドネシアのホテル・ゲストハウスで使うチェックインフレーズもあわせてどうぞ。

参考

本記事で紹介した制度の情報源:

  • 到着ビザ(VOA)・電子到着ビザ(e-VOA) ― インドネシア共和国 出入国管理総局(Direktorat Jenderal Imigrasi)が運営する制度
  • KUPVA BB(非銀行系両替商認可) ― インドネシア中央銀行(Bank Indonesia)による正規両替商の認可制度

よくある質問

Q. ジャカルタのMRTは切符とICカード、どちらが使いやすいですか?
まずは「Saya mau satu tiket(切符を1枚ほしいです)」で単発の乗車券を買う方法を覚えておけば十分です。滞在が長い場合は電子マネーカードも便利です。

Q. 到着ビザ(VOA)は誰でも必要ですか?
国籍によって条件が異なり、対象国であれば空港で取得、あるいは免除される場合もあります。渡航前に最新の情報を確認しておくと安心です。

Q. 空港からジャカルタ市内まで、どのくらいかかりますか?
交通状況によりますが、タクシーで1時間前後が目安です。渋滞の激しい街なので、時間には余裕を持たせておきましょう。

Q. バリ島など他の都市でも同じフレーズが使えますか?
はい。インドネシア語は全国共通なので、この記事のフレーズはバリ島やジャカルタ以外の都市でもそのまま使えます。

Q. 両替商のレート詐欺を避けるコツはありますか?
「KUPVA BB」の認可マークを掲げた正規の両替商を選び、その場で受け取った金額を必ず数えて確認する習慣をつけましょう。極端にレートが良すぎる店には注意が必要です。

Q. SIMカードの登録に必要な書類はありますか?
パスポートの提示が求められます。カウンターのスタッフが登録手続きを代行してくれることがほとんどなので、身構えずにパスポートを見せれば大丈夫です。

Q. VOAを30日以上延長することはできますか?
観光目的のVOAは、1回の延長で合計60日までが上限です。それ以上長く滞在したい場合は、別の種類のビザを事前に検討する必要があります。